RSIを活用してFXトレードの成績アップを目指そう!

FXでトレードするときにどういう手法を用いるのがいいのか?今回はテクニカル分析で用いられるオシレーター系のインジケーターのひとつであるRSIについて取り上げます。RSIがどのように利用できるのか、どういう状況で機能するのか理解してFXトレードで活用していきましょう!
目次
RSIとは?
現在の価値が割高なのか割安なのか判断をするファンダメンタルズ分析とは異なり、テクニカル分析とは相場の値動きにのみ焦点をあてて、インジケータなどを用いて将来を予測する分析手法です。
テクニカル分析にはトレード系、オシレーター系のインジケータがあり、オシレーター系は買われすぎているか、売られすぎているかを判断するのに用いられ、RSI、ストキャスティクスなどがあります。
RSIは、Relative Strength Indexの略称であり、日本語では相対力指数と訳されます。考案者は米国のJ.W.ワイルダー氏で、一定期間(n日間)の値動きに対する上昇分の値動きの割合を計算し、数値化した指標です。
RSIの計算式は、
n日間の値上がり幅÷(n日間の値上がり幅+値下がり幅)×100(%)
で計算されます。
nとしては一般的に5,14,49などが用いられます。0~100%の数値によってチャート上に表示され、70~80%以上で買われすぎ20~30%以下で売られすぎと判断することができます。

RSIの使い方は?
RSIのポピュラーな使い方
- RSIが70-80%以上になったら買われすぎ⇒売りポジションを持つ
- RSIが20-30%以下になったら売られすぎ⇒買いポジションを持つ
上記のようにエントリーのタイミングとして活用できます。
- RSIが20-30%以下になったら売られすぎ⇒売りポジションを決済する
- RSIが70-80%以上になったら買われすぎ⇒買いポジションを決済する
また決済のタイミングとして活用することもできます。
それ以外の時は?
RSIは30%以下を売られすぎ、70%以上を買われすぎと判断できますが、相場が30%~70%の間で動いているときはどうでしょうか?少し考え方をかえると違った使い方をできます。
RSIが30~70%で相場が動いているときは、どう動くか分からないので、基本的にはトレードを避けるという判断ができます。RSIを用いることでエントリーポイントを絞るためのフィルターとして用いることもできます。
メリット
相場が持ち合い相場(レンジ相場)の時には、RSI30%以下の売られすぎ⇒買いエントリー、70%遺贈の買われすぎ⇒売りエントリーの逆張り(安くなった時に買う、高くなった時に売るトレード)手法が効果的となりえます。
デメリット
相場がトレンド相場(上昇トレンドや下降トレンド)の場合には、RSIが100%や0%付近で推移してしまい、逆張りのシグナルとしてポジションをもったものの逆行し損失を出すことになりえます。

相場がレンジ相場なのかトレンド相場なのか判断したうえで、RSIを利用するべきであり、RSI単独では判断するのではなく、移動平均線やほかのトレンド系のテクニカル指標を併用して判断することが望ましいです。
ダイバージェンス
トレンド相場の際に、相場の値動きが高値を更新、安値を更新しているにもかかわらず、RSIは高値や安値をしない場合があり、そういった現象をRSIのダイバージェンス(逆行現症)といい相場転換の可能性が示唆されます。

MT4(Meta Treder4)での設定方法
MT4を起動して、挿入⇒インディケータ⇒オシレーター⇒Relative Strength Indexを選択することで設定できます。

RSIのまとめ
- RSIは売られすぎ、買われすぎを判断することができるインジケータです。
- RSIを活用することで売られすぎで買い、買われすぎで売りの逆張りトレードの判断が可能です。
- トレンド相場ではうまく機能しないことがあり、トレンド系のインジケータと組み合わせて活用することが望ましいです。
- 30~70%のどう動くか分からない時には、トレードを控える判断するフィルターとして使うことができます。
今回はRSIについてまとめてみました。どういう時に有効に機能するのか、どういう時にはうまくいかないのか理解してトレードに活用してみてください。