FXトレードで活用されるボリンジャーバンドの使い方を徹底解説!

ボリンジャーバンドの図

FXでトレードの際に、どのような指標を用いてトレード判断をするのが良いのでしょうか?今回はテクニカル分析で用いられるトレンド系のインジケーターのひとつであるボリンジャーバンドについて解説します。

ジョン・ボリンジャー により移動平均線を応用して考案されたボリンジャーバンドがどのようなものなのか、どういう状況で機能するのか理解してFXトレードで活用してみてください!

ボリンジャーバンドとは?

ボリンジャーバンドは開発者がアメリカのジョン・ボリンジャー氏で1980年頃に考案されたテクニカル分析で活用されるトレンド系のインジケーターです。英字表記は『Bollinger bands』となります。

相場の変動は、移動平均線を中心とする変動幅に収まる確率が高いと考えられ、上や下に離れた変動は異常値であり、移動平均線付近に戻ってくると考えられます。

ボリンジャーバンドは統計学の標準偏差と正規分布の考えに基づいて考案されていて、移動平均線に上下に標準偏差による線を複数本づつ加えて示されます。

ボリバン1-3σ
FXDD-MT4より

標準偏差とは、ある期間の価格が平均値からどれくらいばらついているのか、分散しているのかを求めたもので、一般的に標準偏差のことを「σ(シグマ)」と呼びます。±1σや±2σという言い方をします。

正規分布とは統計の基本となる最も重要な確率分布のことで、統計学的には、相場が正規分布である場合、価格は以下のようなバンド内を動くと見なされます。

  • ±1σ標準偏差内に収まる確率:68.26%
  • ±2σ標準偏差内に収まる確率:95.44%
  • ±3σ標準偏差内に収まる確率:99.73%
正規分布の図

正規分布の考え方に基づくと、ボリンジャーバンドの±2σを越える確率は4~5%に過ぎず、高い確率で+2σ(標準偏差)と-2σのラインの間で相場が変動する可能性が高いという予測をもとに将来の相場変動を推測するために用います。

一つの方法として、相場が上部バンドと交差した時に売り、下部バンドと交差した時に買うといった、平均値への回帰を前提とした『逆張り』での利用法ができます。

しかし、ジョン・ボリンジャー氏自身は、この『逆張り』手法ではなく、ボリンジャー・バンドを使った『順張り』を推奨しています。

ボリンジャーバンドの設定方法は?

MT4を起動して、挿入⇒インディケータ⇒トレンド⇒Bollinger Bandsを選択することで設定できます。

MT4ボリバン設定の図
FXDD-MT4より
MT4ボリバン設定2
FXDD-MT4より

ボリンジャーバンドの基本的な3つの動きとは?

ボリンジャーバンドには、「スクイーズ」、「エクスパンション」、「バンドウォーク」という特徴的な3つの動きがあります。

ボリバン動きの図
FXDD-MT4より

スクイーズ

スクイーズとは英語で搾る・押しつぶすといった意味があり、ボリンジャーバンドではバンドがギュッと縮んで収縮した状態を表しています。±2σ同士の距離が近くなっており、ボラティリティが狭くなっている状態です。

エクスパンション

エクスパンション(拡大)とはバンドの両端が大きく開いた状態であり、スクィーズの後によく見られることがあります。エクスパンションはトレンドが始まり、勢いがついた時にみられる状態で、レートは一気に上昇・下落するためトレードチャンスとなります。

エクスパンションでは値動きと逆側のバンドも同時に開くのが特徴であり、値動き側のバンドが開いただけではエクスパンションとは見なさないので注意が必要で、値動きと逆側のバンドの動きがポイントになります。

バンドウォーク

バンドウォークとは、エクスパンションの後に開いたボリンジャーバンドの縁に沿って価格が推移する状態のことをいいます。

ボリンジャーバンドのトレード手法

相場が上部バンドを抜けた時に売り、下部バンドと抜けた時に買う『逆張り』での利用法ができます。しかしジョン・ボリンジャー氏自身は『逆張り』手法ではなく、ボリンジャー・バンドを使った『順張り』を推奨しています。

±3σ、±2σ、±1σすべてを表示してしまうと、チャートが少し見にくくなってしまいます。±2σのみ表示している方が多く、±2σが一つの目安としてトレードに多く活用されています。

『逆張り』に用いる手法

ボリンジャーバンドを逆張りで用いたトレードは 、±2σ内に価格が収まる確率が 95.5% と高いことを利用した取引手法となります。±2σを突破した価格は売られ過ぎや買われ過ぎの状態であり、ボリンジャーバンド内に再び収束する可能性が高いと考えてトレードを行います。

逆張りでのトレードはボリンジャーバンドがエクスパンション(拡大)しない状態で行うと精度が高くなるようです。 ボリンジャーバンドがエクスパンションしない状態はレンジ相場と考えられます。

レンジ相場では下部バンドを支持線(サポート)、上部バンドを抵抗線(レジスタンス)となりえるため、価格が下部バンドを下抜けた場合を買いのエントリーのチャンス、 価格が上部バンドを上抜けた場合を売りのエントリーのチャンスと考えることができます。しかし、必ず相場が反転したのを確認してからトレードを行うのが大切です。

レンジ相場の図
レンジ相場:FXDD-MT4より

『順張り』 に用いる手法

ジョン・ボリンジャー氏自身は、ボリンジャー・ブレイクアウトを推奨しています。

価格が上部バンドを上抜けた場合に、上昇トレンドの発生と考えて買いのエントリーのチャンスと捉えて買いのトレードを行います。

価格が下部バンドを下抜けた場合に、下降トレンドの発生と考えて売りのエントリーのチャンスと捉えて売りのトレードを行います。

バンドの幅が狭くなったスクィーズは、トレンドの始まりを予告しています。最初にバンドのブレークアウトが起こりますが、最初の動きはダマシであることが多くあり、その次に反対方向へのブレークアウトがトレントの初動となることがあります。

その後、ボリンジャーバンドのエクスパンジョンがおこり、開いたボリンジャーバンドの縁に沿ってレートが推移するバンドウォークがみられます。こういったトレンド相場が順張りトレードのチャンスとなります。

ボリバントレンドの図
上昇トレンド:FXDD-MT4より

ボリンジャーバンドのメリット・デメリット

メリット

ボリンジャーバンドがエクスパンションしない状態はレンジ相場であり、スクィーズからエクスパンション、バンドウォークの状態がトレンド相場であり、レンジ、トレンドの判断に活用できます。

ジョン・ボリンジャー氏は、『順張り』でのトレードを推奨していますが、『逆張り』でのトレードにも活用できます。

デメリット

±2σを超える場合には売られすぎ・買われすぎを示すのですが、言い換えれば相場全体の4.5%しかない異常相場を示しているともいえ、過去の値動きの統計から導き出されているボリンジャーバンドでは、異常相場が起こった場合には役に立ちません。

ボリンジャーバンドのみでトレンドの初動を捉えるのは難しく、順張りでトレードする場合に売買ポイントが遅くなりがちであり、他のインジケーターと併用して使用するのが望ましいです。

まとめ

  • ボリンジャーバンドはテクニカル分析で用いられるトレンド系のインジケータです。
  • ボリンジャーバンドのメリットはトレンド、レンジの判断や順張り、逆張りの両方のトレードで活用できます。
  • 異常相場では役に立ちにくい、トレンドの初動を捉えるのは難しいというデメリットがあり、他のインジケーターと組み合わせて活用することが望ましいです。

今回はテクニカル分析で用いられるトレンド系のインジケーターのひとつであるボリンジャーバンドについて解説しました。ボリンジャーバンドがFXトレードで活用してみてください!

最初のコメントをしよう

必須

Warning: imagecreatefromstring(): Data is not in a recognized format in /home/keizaifree/keizai-free.com/public_html/wp-content/themes/shaper_sp/lib/common.php on line 240